現実にショックを受ける

3年の秋、日能研の無料テストを受けることにしました。初めての学校以外のテストです。初めての塾です!初めての日能研です!

なぜ日能研のテストにしたかというと、大手(サピックス、四谷大塚、日能研)の中で、距離的に1番通いやすく、しかも無料だったからです。


塾ってどんな感じだろう。

周りの子たち、どんなだろう?

すごいんだろうな。


そんな緊張感がありました。


テストは2教科でした。


ブーニンが持ち帰ったテストを見て、まずガツン!国語の後半部分が白紙!!「時間足りなかった」とブーニン。採点してみてドドン! ひ、ひくい。見た事もない点数!

結果を見て、ドヒャー!!

なんと、平均点以下ではあーりませんか!!


その時、私とブーニン父、現実を知りました。

中学受験、現実はそんな甘くないよ。。。


私たちはブーニンの事を買い被っていたようです!(苦笑)

学校の成績は文句ないほど出来る子でしたし、多少は家で学校よりもハイレベルな勉強をさせていたので、初めてのテストとはいっても偏差値60くらい出ると思っていたのですが(ほんと、おめでたい。。) 世の中の出来る子は、山ほど上にいたのですね。。


私たち夫婦は、かなり思い知らされた感のあるテストでしたが、当の本人は

「塾、楽しい! テストの後の授業もわかりやすいし、楽しい!早く通いたいなぁ」と、ワクワクしていました。本当に喜んでいたのは、テストを受けるともらえる「カエルバッチ」だったようですがね。笑

塾に通うのはいつから

1−2年の頃から考え始めた中学受験。

幸いにも、我が家は受験をさせてあげられる経済環境にあったので

受験する事については全然構わなかったし、むしろブーニンに私立は向いていると思っていたけれど、

私もブーニン父も、小学生時代は思い切り遊んで過ごしたタイプなので

どうしても「4年から塾通い」というのに抵抗がありました。


「本当に4年から塾が必要なのか????」

これに関しては、「3年もいるわけない!」という答えありきで、

長期間自問自答していたような気がします、私。

大学受験だって、1年くらいの塾通いで、なんとかなる人が多いのに

たかが中学受験で、どうして3年も塾に?って。自宅学習でなんとかなるでしょうに、と。

3年間の高額な塾通いは、お金と労力を無駄に使ってしまうような、

そんな気持ちもあったと思います。


ネットで検索してみると、世の中には確かに自宅学習だけで超難関校に合格している子が、

少数派ながらいるもので

我が家も全部とはいかないまでも、5年の夏くらいからで充分と思っていました。


と〜こ〜ろ〜が、ブーニン、3年の秋くらいから、どうしても塾に行きたいと

訴え始めたのです。

(周りに少人数ですが、3年春から塾通いしているお友達がいたことも影響しているかもしれません。)

実際問題、私は家でとても忙しい仕事をしていて、毎日ブーニンの為に1時間の寺小屋に付き合うのが

いっぱいいっぱいな状況でした。その寺小屋も、徐々に負担が増える一方。

ブーニン父も

「こんなに塾に行きたがってるんだから、新4年から入れてあげたらいいよ。

ママの負担も減るわけだし。」

と言うようになりました。

「本人がやる気のあるうちに、塾で頑張ってもらえばいい」

「私の負担をお金(塾代)で解決するんだ」

そんな風に思い直したように記憶しています。


こうやって、我が家のブーニン、新4年の2月から塾通いをすることに決まったのです。


実は、この決断、今現在(4年の5月)では、とても良かったと思っています。

4年のカリキュラムが、思っていた以上にハイレベルだという事を身をもって知りました。。汗。


(スパイラルですから、5年になってみて、「やはり5年からでも良かったかな」と思う日が


くるかもわかりませんが。

入塾するまでに

中学受験をすると決めたら、まず始めるのが情報集めでしょうか。


住んでいる地域の受験事情、学校、塾のこと。今は色んな方が、ブログやら掲示板やらに、細かな情報を発信している時代なので、ほんとに助かりました。

それでも、やはり1番有益なのは、先輩ママさんによる生の声でしょうか。現在進行形の方からは、壮絶な親子の奮闘ぶりが直に伝わってくるし、終了組さんからは、損得勘定のない為になるアドバイスがもらえます。


例えば、中学受験を考えるまでは、サピックスなんていう名前を聞いた事も無かったです。(四谷大塚や日能研は知っていましたが。)しかも、最近では、御三家レベルを目指す子はサピックス、と言われるほどの実績を誇っていることも。


また、ママさんの間で、気を遣わねばならないアレコレについても、勉強させてもらいました。


そしていよいよ中学受験するまでに、どのような力をつけなければならないかを把握して、出来る事があればすることです。

これについては、はっきり言って、当時(低学年の頃)はよくわからなかったので、思いついた事をしていました。国語と算数を少し先取りしてみたり、難しい問題を解かせてみたり。。結局、「学校の問題とは全く別次元の勉強をしなきゃならないんだ」くらいしか、わからなかったですし、その先取り(と言っても、表面的な事をサラリと教えただけで、定着するまでやっていない)がどれほど今役に立っているかはわかりません。


ただ、今通塾を始めてみて、これをやっておいて良かった!と思う事がいくつかあります。


まずは、意外と思われるかもしれないのが運動です。

ブーニンには大好きなスポーツがあり、週の半分以上はそのスポーツをしていました。そのおかげで、通塾を始めた時期、通常、塾生活に慣れるのに2〜3ヶ月かかるところ、ブーニンには全く疲れが見られませんでした。今後どんどん勉強時間が増えていく事を思っても、体力、(そして集中力も! ) 大事かもです。


それから、活字慣れです。

ブーニンは、読書はほどほどですが、とにかく目についた説明書や文書何でも読む習慣があり、文章を読む事を苦としません。

この事は、私が仕向けた訳ではないのですが、敢えて与えた教材は、某大手の国語の読解問題です。ヒーヒー言いながら、全然点を取れないながらも頑張ってやった事が、今とても良かったと思います

国語だけでなく、算数、理科、社会でも、驚くような量をしかも長い文章で出された時、ブーニンはなんとか頭で理解しながら速読できるので、かなり有利ではないかと思うのです。


その他、よく言われている事ですが、学習する習慣。

これは入塾前の冬休みに身につけさせました。寝る前の1時間(8時〜9時)を「寺子屋タイム」と名付け、「受験すると決めたんだから、これから毎日やろう!」と勉強するのが当たり前にしました。この1時間の寺子屋タイムは、今現在まで続いています。(この1時間を除くと、ほんとにダラダラ〜っとしているか、遊んでいるかで、まだまだ幼い小学生という感じです。)